Netflix の デビルマン crybaby がすばらしかった件

 

 

Netflixで独占配信中のデビルマン crybaby。

わたしはNetflixに加入してますので、なんとなく配信されてるのを知り、なんとなく見はじめました。

 

原作のデビルマンは、名作とよく聞くのですが、読んだことはありませんでした。

 

1話を見はじめて、途中でハッとしました。

 

ふだんなら、ぜったいに描写できないシーンがふつうにながれている。

いわゆる、エログロ描写です。

 

しごくあたりまえにそういった描写が繰り広げられるので、しばらく呆然としてしまいました。

なにがおこってるかわからない。

劇中のモブキャラクターとおなじ反応です。

 

「えっ? これいいの?」

と、思うわけです。

が、すぐに「ああ、Netflix独占配信だからだいじょうぶなのか」と納得しました。

 

エログロ描写は、原作にあっても映像化の際にカットされてしまうのがほとんどです。

それが、あたりまえに描写されるのはなかなかに衝撃的。

 

ふだん隠されているものがあたりまえに描写される。

おおげさですが、「真実の世界」が描写されているように感じました。

 

わたしたちが生きている世界には、法律やルールはあっても、殺人事件もありますし、テロも戦争も起こります。

目の前でおこったら、それはそのまま網膜に投影されます。

つまり、「見える」わけです。

 

しかし、フィクションの世界では規制されている。

ウソの世界なのに。

 

「エログロ描写規制なんて、ぜんぶ撤廃されるべきだ!」

とは、思いません。

年齢制限はあってしかるべきです。

 

ただ、Netflixみたいに、自由に発信できるプラットフォームはとても貴重です。

 

 

さて、そんな描写もデビルマンの魅力ですが、ストーリーや設定、演出にも見るべきところが多いです。

「これ、エヴァじゃね?」とか「寄生獣だな」など他のマンガやアニメが想起されるシーンがたくさん。

 

でも、ぜんぶ「デビルマン」のが先なんですよ!

 

デビルマンが有名作品、人気作品におおきな影響を与えてたんだなとようやく理解しました。

 

 

そして、物語は後半に壮絶な展開をむかえます……。

 

わたしは、視聴後にしばらくダメージが残りました。

そうなることは、物語の展開や演出を観ていれば想像できるものだった。

が、物語の中でくりひろげられた光景は、想像以上のものでした。

圧倒的な怒りと嫌悪。

 

これは、演出がめちゃくちゃうまい。

フィクションとわかっているのに腹が立つし、悲しい。

 

そして、最終決戦からのラストシーン。

最後までみて、ようやく「デビルマン」という物語が理解できました。

 

エログロ耐性がないひとはやめておいたほうがいいです。

しかし、それ以外のひとには圧倒的にオススメです!

デビルマンのためだけにNetflixに1ヶ月だけでも加入する価値ありますよ。

全10話ですが、たぶんイッキ見してしまうと思います。

 

あと、音楽がかなりいい!

 

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