2017年に観た! イチ推し映画・ドラマ・アニメ

お題がまわっていたので、ひとつ映画ネタでもかいてみます。

最近、仮想通貨ネタばかり書いてたし、たまにはちがうものもいいでしょう。

 

では、さっそく映画部門!

 

クリーピー 偽りの隣人

 

クリーピー 偽りの隣人
 

 

 

公開は2016年ですが、ことし観た作品ということで……。

 

どこがよかったかというと、最高に胸くそ悪くて、こわいところです。

そして、サイコパスに遭遇したときの自己防衛に役立つ……と思います。

そうそう出会うことはないと思いますが。

 

さて、ご注意。

あるていどネタバレ書きますよ。

 

 

悪役は香川照之さんが演じてます。

まぁ、これはすぐにわかることなので、書いてもOKでしょう。

もともと、犯人探しをする映画ではありませんし。

 

なにがこわいかって、とにかく不気味。

そして、押しが強い。

自分が気味悪がられているのを承知していながら、それでもグイグイせまってくる……。

こちらの思考を読まれているような怖さがあります。

 

主人公である元刑事・高倉を演じるのは西島秀俊さん。

そして、その妻役に竹内結子さん。

 

西島秀俊が仕事してるあいだに、竹内結子香川照之が接近していくわけです……。

(役名でなく、役者名ですいません。あと、敬称略でいきます)

竹内結子は、最初は香川照之をいぶかしんでいるんですが、だんだん距離が縮まっていって……。

観てて「そっちにいっちゃダメだ!」って言いたくなります。

 

この香川照之の役がほんとに嫌なやつで、サイコパスがひとりの人間を支配していくさまが描かれていきます。

こわい。

 

わたくし、こわい映画が好きなんです。

ダメなひとはダメなんでしょうが、わたしは大好きです。

「こえ〜こえ〜」と言いながら観るのが好きなのです。

 

登場人物がいかに怖いめにあおうと、ひどいめにあおうと、観てる側は安全ですから……。

と言いつつ、ヘタするとトラウマになるかもしれませんが。

 

こわい映画を観たいひとにはおすすめです。

いわゆる、ゴア表現。グロテスクなシーンはそれほどありません。

ただ、精神的に怖い作品です。

 

ちなみにこの作品は小説の映画化です。

その小説にはさらに元ネタがあります。

北九州監禁殺人事件です。

これを知って、事件をとりあげた一冊のノンフィクション読みました。

 

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

 

 

サイコパスが、人間を支配していく過程が気になったのです。 

この「消された一家」を読むとわかるのですが、映画よりも現実におこった事件のほうが何倍もこわい!

こわいどころか、犯人への憎悪がふつふつとわいてきます。

現実は小説よりも奇なりとはよくいったものです。

 

この「消された一家」には、より詳細に人間を支配下におき、コントロールする過程が描かれています。

罪のない一家を過酷な状況下においこみ、金をまきあげ、最終的には殺し合いをさせるのです。

娘が母を、妻が夫を、姉が妹を、おさない姉がおさない弟を……。

 

犯人は、「殺せ」と直接的な命令はくだしていません。

かんぜんに犯人の洗脳下にある被害者家族は、犯人の望みをいっしょうけんめい考えて、みずから殺害を実行したのです。

 

犯人は意図的にターゲットを探し、洗脳を試みています。

そして、被害者家族は彼に目をつけられ、つけこまれたのです。

 

どこまでも自分の責任を回避し、いいところだけもっていく。

善性などひとかけらもない。

そんなバケモノが存在するということを知りました。

 

映画のほうはおすすめします。

 

「消された一家」に関しては、すなおにおすすめできません。

こわいものが好きな私でも、気分が悪くなります。

胸糞悪くなることを承知で、闇を知りたいという人は読んでみてください。

洗脳の手口を知ることができます。

自己防衛にもつかえるとは思います。

 

映画部門にかんしては、ほかにいい作品いっぱいあります。

わたしは、この作品で北九州一家監禁殺人事件を知って、そのインパクトが強すぎて選んでしましました。

 

 

ドラマとアニメは手短に。

 

ドラマ部門

ストレンジャー・シングス

ひとりの少年の失踪を軸に物語が進行していきます。

クリーピーにくらべたら、ぜんぜんこわくないです。

ですので、こわいのが苦手なひとでも問題なし。

引きが強くて先が気になります。

Netflixオリジナル作品。

Netflixにて配信中。

 

アニメ部門

ボールルームへようこそ

競技ダンスを描いた作品。

主人公のダンスへの情熱をみてるだけで、その情熱をわけてもらえます。

自分もなにかやらなきゃ! って気持ちにさせてくれます。

カップルの人間関係もおもしろいですよ。

 

注目なのがOP。

曲と映像のシンクロがすばらしい!

作品のPVとしても曲のMVとしてもすばらしいと思います。

楽曲はUNISON SQUARE GARDENが担当しています。