いがいにもわがふるさと、富山が移住先として人気!?

わがふるさと、富山が移住先として人気のようです。

 

inaka.arukikata.com

 

富山県出身者として、うれしいことはうれしい……。

しかし、しょうじき意外です。

 

幸福度ランキングでも上位。

 


toyokeizai.net

 

2016年のランキングですが、富山県は3位。

 

もしかして、富山ってイケてるのか?

 

ふるさとですから、とうぜん愛着はあります。

けっこう住みやすいとも思います。

 

しかし、全国上位とは意外。

 

こんな記事も書きましたが、富山は冬の寒さと積雪がきつい!

冬は曇天つづきだし、QoL下がります。

 

nobuhiko.hateblo.jp

 

冬のつらさも考慮に入れてのランキングなんですかね。

 

わるいことを書きたいわけではないんです。

移住してきたひとに、「こんなはずじゃなかった」って思われるのがやだなーってだけで。

 

移住希望者が多いということですので、ちょっと富山のいいとこ、わるいとこふくめていろいろ書いていこうと思います。

 


 

・水がおいしい

 

地方であれば、そうめずらしくありません。

が、重要なことですね。

 

わたしは大学が東京でしたが、水がまずくてびっくりしたおぼえがあります。

当時すんでいたアパートの水道管の問題もあるのかもしれませんが、飲めたものではありませんでした。

 

日本人はかんじにくいですが、水は重要な資源です。

このてんで、富山に問題はありません。

水源が豊富ですし、おいしいですよ。

 

・魚や野菜がおいしい

これも他の地方でめずらしくないですが……。

東京でも、もちろんおいしい魚や野菜は食べられるでしょう。

富山は、それよりもだいぶおやすく、いい食材が手にはいります 。

 

肉をふくめてないのは、あんまり畜産してる風景をみたことがないからです。

しかし、このへんも問題ないでしょう。

食材にこまることはないですよ。

 

・海も山もある

アウトドアでのアクティビティはひととおり楽しめます。

登山も、キャンプも釣りも大丈夫。

ウインタースポーツやマリンスポーツも楽しめます。

 

最近では、ロードバイクにのってるひとをよく見かけますね。

わたしものりますが、楽しいですよ。

   

・住環境がよい

単純に人口がそれほど多くありませんので……。

教育機関、保育施設、医療施設、介護施設

このへんでこまることはないと思います。

 

賃料も安いですし、土地も安いので家を買うのもいいでしょう。

 

・東京へのアクセスがそこそこいい

北陸新幹線で2時間半ほど。

日帰りもできます。

往復2万円ちょいかかるのがネック。

 

・仕事がある

製造業がメインですが、しごとはたくさんあります。

ただ、クリエイター向けの求人はほとんどないですね。

そういった方は、自分で起業されるのがいいと思います。

競合がすくないので、狙い目です。

 

・教育熱心

todo-ran.com

 

富山県は4位。

勉強でたちおくれることはないでしょう。

荒れてる公立校のはなしなんて、ほとんど聞いたことがありません。

(なかにはあるかもしれないけど)

 

・治安がいい

ぶっそうな話はほとんど聞きません。

ただ、さいきん外国人が増えています。

わたしの地元でも、以前にはなかったような事件をきくようになりました。

外に置いてたタイヤが盗まれた、とか。

 外国人がやったかどうかは、もちろんわかりません。

治安で気になるのは、そんなていどです。

基本的におとなしい人が多いですよ。

 


 

よくないところ

 

・車が必須

場所を選べば、車がなくてもいける場合はありますが……。

あったほうが、確実にQoLは増します。

公共交通機関はもちろんありますが、本数はすくないです。

 

中心市街地がさびしいことになっている

自家用車の普及率が高く、また郊外に大型商業施設がおおく建設されたことで、中心市街地にひとが集まらなくなりました。

地方によくある減少ですね。

わたしが高校生くらいのころには、まだひとも集まっていたんですが……。

街なかが、かなりさびしいことになってます。

富山県富山市も問題視してまして、いろいろとやってますが状況はきびしいと言わざるをえません。

おれが変えてやる!っていう人には、やりがいがあると思います。

 

・天気はあまりよくない

太平洋側とくらべまして、すっきり晴れる日はすくないです。

とくに冬は晴れる日がひじょうに少ない。

 

・冬は寒く、雪が多く積もる

積雪量は多いです。

このへんは覚悟しておいてください。

大きな道路は除雪されますし、融雪装置もありますが、すべての道にあるわけではありません。

基本的にじぶんの家のまわりは、じぶんで雪かきをします。

車をもっているひとは、タイヤの交換も必須です。

 

・最新のカルチャーからは遠い場所にある

文化的な刺激はすくないです

富山県もわかっているのか、美術館をあたらしくつくりました。

富山県美術館 | Toyama Prefectural Museum of Art and Design

ただ、これは県民性として、そもそも興味がないひとが多い気がします。

 

朝起きて、仕事をして、帰宅して、自由に過ごして1日が終わる。

それで足りているひとがおおいのだと思います。

わたしは、ある意味ですばらしいことだと思います。

が、もの足りないひともいるでしょう。

 

・よくもわるくも保守的

富山県自民党王国なんて言われたりします。

保守的で、あたらしものをなかなか認めようとしません。

おかげで秩序だった社会を形成できていますが、退屈さもあります。

 

人間性は、人によるとしか言えません。

閉鎖的な人はいます。

もちろん、そうじゃない人もいます。

いろんな人と会って、うまのあう人とつきあっていくのがいいでしょう。

 


 

 ざっと書きましたが、こんなところですかね。

 

とにかく、田舎ですので娯楽施設には期待しないでください。

パチンコ屋が大盛況な土地柄です。

 

ただ、アウトドアな方は退屈しないと思いますよ。

釣りも登山も、スキーだってできます。

移住を機にはじめてみるのもいいでしょう。

 

田舎はどこもそうだと思いますが、自分で楽しみをつくりだせる人が向いています。

いい意味で、余白がたくさんありますから。

 

移住を考えているという方は、じっさいに見に来るのがいちばんいいですよ。

富山にくるひとがふえて、地元がおもしろいことになったらいいなと思います。

 

 富山をよろしくおねがいいたします!